RUT BRYK展について

先日、RUT BRYK展を見てきました。驚いたのは、入り口あたりの展示と出口のころの展示では、作風が全く違っていたこと。ここまで違うのは珍しいような気がしました。でもどっちもいい。どっちもそれぞれに作家の好きなポイントが感じられましたし、じっくりと見ていると、表に出てくる表現の違いの奥深くに流れる源流のようなものは同じなんだと。好きなように作りたいものを作ったらこうなっただけ。とはっきり言われたような気分になりました。私がここにスケッチで書いた作品は、セラミック作品の動物です。ガラスやカラフルなタイルで色をつけた同じ作品もありましたが、私は色を抑えたモノトーンのこちらの作品の方がグッときました。この動物のモデルは作者の旦那さんと言われているそうで、強面だけど優しい人をこのように表現する彼女はとてものびのび作品を作っていたのだなあと、感じました。(RUT BRYK展 東京ステーションギャラリー)